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皆さんこんにちは!
JAST株式会社、更新担当の中西です。
本日は第8回シロアリ対策雑学講座!
~最新防蟻技術の比較と選び方~
最近、防蟻技術は進化が著しく、低臭性薬剤や無薬剤工法など多彩な選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを押さえて、建物やご予算に最適な工法を選びましょう。
特徴
従来薬剤に比べて揮発性成分を抑え、施工後の臭気を大幅に軽減
人やペットへの安全性向上
メリット
施工直後から居住可能
臭いに敏感な方がいる家庭に最適
デメリット
一部製品は従来薬剤よりコストが高め
長期間の効果についてはメーカーごとに差があるため要確認
おすすめポイント
臭い対策を最重視する場合に選択
特徴
天然素材のホウ酸を主成分とし、薬剤を用いない防蟻法
木材内部にホウ酸を浸透させ、長期間効果を発揮
メリット
無臭・無揮発で人体・環境に優しい
再処理不要(ただし水濡れ時は要再処理)
デメリット
施工前の木材乾燥が必須で、工期が長くなる
ホウ酸が流出しないよう、水濡れ対策が重要
おすすめポイント
新築時や木材交換時の下地処理として最適
小さなお子さまやアレルギー体質の方がいる家庭におすすめ
特徴
シロアリの好む餌に毒性成分を混ぜ、コロニーごと駆除
建物外周に設置するため、建物内部への薬剤散布を最小化
メリット
薬剤使用量が少なく、環境負荷を低減
定期的な点検で効果をモニタリング可能
デメリット
点検・交換が3~6か月ごとに必要
コロニーが大きい場合は効果が出るまで時間がかかる
おすすめポイント
床下や壁内への薬剤散布に抵抗がある場合に選択
定期管理が可能なマンションや集合住宅向き
特徴
ステンレスメッシュや高耐久シートを基礎周りに設置
物理的にシロアリの侵入をブロック
メリット
半永久的に効果持続(施工不良や地震でのズレ要点検)
薬剤不使用でメンテナンス頻度が低い
デメリット
施工コストが高め
地盤沈下や建物の動きで隙間が生じるリスクあり
おすすめポイント
長期的にメンテナンスコストを抑えたい場合
高耐久な防蟻を求める公共施設や大型商業施設に最適
工法 | コスト感 | メンテ頻度 | 向いているケース |
---|---|---|---|
低臭性薬剤処理 | 中〜高 | 5年ごと再処理 | リフォーム・ペット/小児のいる住宅 |
ホウ酸系無薬剤工法 | 高 | 基本不要(水濡れ時再処理) | 新築・アレルギー対応 |
ベイト工法 | 中 | 3〜6か月点検 | 集合住宅・環境配慮重視 |
物理的シート・メッシュ工法 | 高 | 5年ごと点検 | 公共施設・長期維持が必要な大型建物 |
用途や環境、予算に応じて、上記を組み合わせたハイブリッド対策もおすすめです。
第4回は「シロアリ被害事例と補修工事の流れ」をお届け!
実際の施工現場写真とともに、被害箇所の補修手順をステップごとに解説します。お楽しみに!
JAST株式会社では、防蟻施工スタッフを募集中です!
経験不問、研修制度充実。チームワークを大切にできる方を歓迎します。
皆さまのご応募をお待ちしております!