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第28回JAST雑学講座

皆さんこんにちは!

JAST株式会社、更新担当の中西です。

気密が悪いとどうなる?寒い・暑い・結露の原因になる“すき間風”の話

「断熱材も入れてるのに寒い…」
「暖房つけても足元が冷える…」
「結露がひどい…」
この手の悩み、断熱の問題に見えて“気密(すき間)”が原因のことがけっこうあります‍

断熱=熱を伝えにくくする
気密=空気を漏らさない
この2つが揃って、はじめて家の性能がちゃんと出ます✅


1)暖房しても寒い:温めた空気が“逃げる”➡️❄️

気密が弱い家は、すき間から

  • 室内の暖かい空気が外へ逃げる

  • その分、冷たい外気が入ってくる

という入れ替わりが起きます

✅よくある体感

  • エアコンの設定温度を上げても、なんか寒い

  • 風が当たる感じがする

  • 足元だけ冷える(床・巾木・サッシ周りが特に多い)

これ、いわゆる「すき間風ループ」です
暖める → 逃げる → 冷気が入る → また暖める の繰り返し。


2)夏も暑い:冷房が効かない&ムワッとする➡️

夏も同じ構図です。

  • 冷やした空気が逃げる

  • 外の暑くて湿った空気が入り込む

冷房って、温度だけじゃなく 湿度(ジメジメ)も下げて快適にする んですが、
すき間が多いと外気が入ってきて 除湿が追いつかない んです

✅よくある体感

  • 冷房の温度を下げてもムワッとする

  • 風量を上げてもベタつく

  • なんか疲れる(湿度が残ると体がしんどい)


3)結露・カビ:実は“壁の中”が危ないことも⚠️

気密が弱いと、室内の湿った空気が

  • コンセントまわり

  • 配管・配線の貫通部

  • 天井裏・壁のすき間

などから 壁の中へ入り込む ことがあります

冬場、壁の中で冷やされると…
内部結露(見えない結露)が起きる可能性が上がります。

✅内部結露が続くと

  • 断熱材が濡れて性能ダウン

  • 木材が傷んだり腐ったり

  • カビ臭が出る

  • 将来的に補修が大きくなることも

※結露は原因が複合(断熱不足・換気・施工)なことも多いですが、気密が弱いとリスクが上がりやすいのは確かです。


4)換気がうまく働かない:計画換気が“崩れる”

計画換気は基本的に

  • 給気口から入れて

  • 部屋を通して

  • 排気から出す

という流れを作る設計です。

でも気密が低いと、給気口じゃなく すき間から勝手に空気が入る → 流れが乱れます

✅起きやすい症状

  • 匂いがこもる

  • 湿気が抜けにくい

  • 部屋ごとに空気の偏りが出る(寒い部屋・暑い部屋)

  • 花粉やホコリの侵入経路が増える


5)光熱費が上がりやすい:性能が“働けない”

気密が弱いと、冷暖房した空気が逃げるので
同じ快適さを作るのに エネルギーが余計に必要 になります。

つまり、断熱材を入れていても
空気が漏れていたら効果が出にくいんです


気密は“材料”より“施工品質”で決まる

ここがめちゃ重要です

気密は
「良い断熱材を入れたからOK」ではなく、

  • 気密ラインの連続性(つながってるか)

  • 配管貫通部の処理

  • 気密テープ・シートの納まり

  • ボード施工前後の丁寧さ

みたいな 現場の積み重ねで大きく変わります✅

だからこそ、測定して数値で確認する価値があります✨


まとめ:その“なんとなく不快”、気密かも

  • 冬:暖房しても寒い/足元が冷える

  • 夏:冷房してもムワッとする

  • 結露:窓だけじゃなく壁の中もリスク

  • 換気:思った通りに空気が動かない

  • 光熱費:効率が落ちる

もし当てはまるなら、まずは 「今どれくらい漏れてるか」 を知るのが第一歩です