オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年3月

第6回シロアリ駆除雑学講座

皆さんこんにちは!

JAST株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~メンテナンスと目安~

今回は、シロアリ対策工事後のメンテナンス方法とその目安、特徴について詳しく解説します♪

 

シロアリ対策工事を実施した後も 「これで安心!」とはいかず、定期的なメンテナンスが必要 です。シロアリは再発しやすく、環境によっては防蟻処理をしていても侵入してくることがあります。


1. シロアリ対策工事後のメンテナンスが必要な理由

シロアリ対策工事を行った後も 環境の変化や経年劣化によってシロアリが再侵入するリスク があります。メンテナンスを怠ると、以下のようなリスクが高まります。

薬剤の効果が薄れる
多くの防蟻薬剤の効果は 3~5年程度 で薄れるため、定期的な再処理が必要です。

床下の湿気が増えることでシロアリの温床に
床下の湿気が高まると、シロアリが活動しやすくなり、被害が拡大する可能性があります。

木材や構造の劣化により新たな侵入経路ができる
建物の経年劣化によって、木材の隙間やひび割れが発生し、シロアリの侵入を許してしまうことがあります。

周辺環境の変化による影響
近隣で古い家が解体されたり、新築工事が行われたりすると、シロアリが移動してくるケースもあります。

こうしたリスクを防ぐために、定期的なメンテナンスと点検が重要 になります。


2. シロアリ対策工事後のメンテナンスの種類と目安

シロアリ対策工事後のメンテナンスは、工事の種類によって異なります。それぞれの工法ごとのメンテナンスの目安と特徴を解説します。

① 薬剤処理(化学的防蟻処理)のメンテナンス

メンテナンスの目安

  • 一般的な薬剤5年ごと に再処理が必要
  • ホウ酸処理:基本的に再処理不要だが、水濡れがあった場合は再処理が必要

メンテナンスの特徴

  • 薬剤の効果は時間とともに分解されるため、定期的な再処理が必須。
  • ホウ酸は水に弱いため、水漏れや湿気管理が重要 になる。

推奨されるメンテナンス方法

  • 5年ごとの薬剤再処理(専門業者に依頼)
  • 床下の湿気管理を徹底(換気や調湿剤の使用)

② 物理的防蟻処理(防蟻シート・基礎パッキン・ステンレスメッシュなど)のメンテナンス

メンテナンスの目安

  • 半永久的に効果を発揮するが、5年に1回は点検推奨

メンテナンスの特徴

  • 施工時に適切に設置されていれば効果が持続する。
  • 建物の動きや地震などによって隙間ができる可能性がある。

推奨されるメンテナンス方法

  • 5年ごとの詳細点検(施工部分のズレや破損がないか確認)
  • 定期的な床下環境のチェック(湿気やカビの発生がないか確認)

③ ベイト工法(シロアリ駆除用の毒餌設置)のメンテナンス

メンテナンスの目安

  • 3~6か月ごとに定期点検
  • ベイトの劣化に応じて交換

メンテナンスの特徴

  • シロアリの活動状況に応じて、ベイトの交換が必要。
  • 放置すると効果がなくなるため、定期的な監視が重要。

推奨されるメンテナンス方法

  • 3~6か月ごとの定期点検(業者によるチェックが望ましい)
  • ベイトの交換を適宜実施(劣化した場合は即交換)

3. シロアリ対策の効果を持続させるための追加メンテナンス

① 床下の湿気管理を徹底する

  • 床下換気口を塞がない(物を置かないようにする)
  • 調湿材を設置(湿度の高い地域では特に有効)
  • 床下換気扇の導入(自然換気が不十分な場合に効果的)

② 建物の定期点検を行う

  • 外壁や基礎にひび割れがないか確認
  • 木部の劣化をチェック(軒下やデッキなど)
  • 水漏れ・雨漏りのチェック(シロアリの好む環境を作らない)

③ 侵入リスクを減らす環境づくり

  • 家の周囲に木材を放置しない(古材や枯れ木はシロアリを引き寄せる)
  • 庭の植栽管理を徹底する(シロアリの発生源になりやすい)
  • 古い建物の解体や工事があった場合は特に注意

4. シロアリ対策工事後のメンテナンスまとめ

対策方法 メンテナンス頻度 主な注意点
薬剤処理 5年ごとに再処理 薬剤の劣化に注意
ホウ酸処理 基本不要(ただし水濡れ時は再処理) 水漏れ・湿気対策が必須
物理的防蟻処理 5年ごとに点検 施工部分のズレや破損に注意
ベイト工法 3~6か月ごとに点検・交換 定期的に監視しないと効果が薄れる

シロアリ対策工事をした後も 定期的なメンテナンスと点検を怠らないことが、長期間の防蟻効果を維持するポイント です。適切なメンテナンスを行い、大切な住まいをシロアリ被害から守りましょう!

 

 

第5回シロアリ駆除雑学講座

皆さんこんにちは!

JAST株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~耐久性~

今回は、シロアリ対策工事後の耐久性について詳しく解説し、長期間にわたって効果を持続させるためのポイントを紹介します♪

 

シロアリ対策工事は、住宅の耐久性を維持するために欠かせない重要な施工ですが、施工後にどれくらい効果が持続するのか気になる方も多いでしょう。


1. シロアリ対策工事の種類と耐久性の違い

シロアリ対策工事には主に 「薬剤処理」「物理的防蟻処理」 の2種類があり、それぞれ耐久性が異なります。

① 薬剤処理(化学的防蟻処理)

薬剤を使用してシロアリを駆除・予防する方法です。使用する薬剤の種類によって効果の持続期間が変わります。

  • ピレスロイド系薬剤(約3~5年)
  • ネオニコチノイド系薬剤(約5年)
  • フェニルピラゾール系薬剤(約5~10年)
  • ホウ酸処理(長期効果あり・再処理不要の場合も)

▶ 耐久性のポイント

  • 一般的な薬剤は 5年ごとに再処理 が推奨される。
  • ホウ酸処理は雨や水漏れがない限り 半永久的な効果 を発揮するが、定期点検が必要。

② 物理的防蟻処理

薬剤を使わず、シロアリの侵入を防ぐ方法です。

  • 防蟻シート・メッシュ(半永久的)
  • 基礎パッキン工法(半永久的)
  • ベイト工法(定期点検が必要)

▶ 耐久性のポイント

  • 施工時の品質が重要。隙間があるとシロアリ侵入のリスクが高まる。
  • 定期的な点検とメンテナンスで長期間の効果を維持できる。

2. シロアリ対策の耐久性を高めるメンテナンス方法

シロアリ対策工事後の耐久性を保つためには、適切なメンテナンスが不可欠です。

① 5年ごとの薬剤再処理(薬剤処理の場合)

多くの薬剤は 5年程度 で効果が薄れるため、専門業者による再処理が必要です。特に木部への処理は劣化しやすいので注意が必要です。

② 定期的な点検(年1回推奨)

シロアリの被害は 発見が遅れると被害が拡大 するため、年に1回の定期点検をおすすめします。

点検時にチェックすべきポイント

  • 基礎や床下の湿気レベル(湿気が高いとシロアリが発生しやすい)
  • 木部の異変(空洞音・食害の跡)
  • シロアリの羽アリが発生していないか

③ 湿気対策を徹底する

シロアリは湿気の多い環境を好むため、以下の対策が有効です。

  • 床下換気口の確保(物を置かずに風通しを良くする)
  • 調湿材の設置(湿気がこもりやすい場合に有効)
  • 雨漏りや水漏れのチェック(水分があるとシロアリを引き寄せる)

3. シロアリ被害を防ぐための追加対策

① 防蟻塗料の活用

木材に浸透する 防蟻塗料 を使用することで、長期間シロアリの侵入を防げます。特に新築時やリフォーム時に取り入れると効果的です。

② ベイト工法の併用

物理的防蟻処理だけでは不安な場合、ベイト工法(毒餌を使った駆除方法) を定期的に設置することで、予防効果を高められます。

③ シロアリに強い木材を使用する

檜(ヒノキ)、ヒバ、ケヤキ、栗などは シロアリに強い木材 とされており、リフォーム時に取り入れることで耐久性を向上させることができます。


4. シロアリ対策工事の耐久性を最大化するために

  1. 適切な施工方法を選ぶ(薬剤+物理的防蟻処理の併用が理想)
  2. 5年ごとの再処理と年1回の点検を欠かさない
  3. 湿気対策を徹底して、シロアリが寄り付かない環境を作る
  4. 防蟻塗料やベイト工法の併用でさらなる対策を
  5. シロアリに強い木材を選び、長期的な耐久性を確保

シロアリ対策工事をしたからといって 100%安心できるわけではなく、定期的な点検とメンテナンスが重要 です。適切な管理を行い、大切な住まいを長持ちさせましょう!

 

 

ホウ酸処理3件

本日は武蔵村山市・相模原市・松戸市でホウ酸処理を施工しました。